千葉県の近代産業遺跡
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関宿水閘門
野田市〜茨城県猿島郡五霞村
関宿水閘門は、江戸川流頭部の改修工事に伴い、利根川より江戸川に入る水量と水位の調節を行うために建設されました。
工事は、大正7年11月に始まり、昭和2年に完成しました。
水閘門の本体である堰柱と翼壁にはコンクリートを用いていますが、隅石等には花崗岩を貼り、煉瓦造り水門の水門様式も残しています。
水閘門は、その字のとおり、流量調節を行う「水門」と、船の運航のための「閘門」を併せ持つ施設です。水門の開閉にはディーゼルエンジン
が使用され、閘門の開閉は人力で行われていました。
関宿水閘門が完成すると、それまで江戸川流頭部の改良調節の役割を担ってきた 関宿棒出し は昭和4年に撤去されました。
また、敷地内には 総武鉄道(現JR総武本線)旧江戸川橋梁 の一部が保存されています。