千葉県の近代産業遺跡

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旧総武鉄道江戸川橋梁
千葉県野田市〜茨城県猿島郡五霞村
鋼トラス
製作年 明治40年
製作 Braithwaite & Kirk社(イギリス)

この橋は、明治40年に総武鉄道(現JR総武本線)の小岩〜市川間で横断する江戸川に、3連の100フィート・ポニー形ワーレン・トラスとして架設されていた江戸川橋梁です。
その後、大正15年に江戸川から撤去され、昭和3年に3連のうち2連が横浜市の生糸検査所引込線で大岡川橋梁として使用されました。
日本の鉄道橋梁の歴史において貴重な土木遺産である本橋は、平成6年に大岡川からも撤去されましたが、平成11年ふるさとの江戸川に人道橋として復元したもので、イギリス系トラス橋 の遺構として貴重なものです。
この復元工事では、橋長を100フィート(30.2m)から、1/3の33フィートに縮め、当時の原材を利用しています。また、明治時代と同じ趣に配慮し、リベット締め工法を採用し、 当時の姿そのままに蘇らせたものです。
製作したイギリスのBraithwaite & Kirk社は運河用平底船の製作を得意とする造船会社です。

旧総武鉄道江戸川橋梁1
旧総武鉄道江戸川橋梁2
旧総武鉄道江戸川橋梁3