千葉県の近代産業遺跡
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銚子電気鉄道外川(とかわ)駅
銚子市外川町2-10636
木造1
建設年 大正12年
設計者
施工者
銚子電気鉄道は大正12年に銚子・外川間が開通しましたが、それ以前に銚子遊覧鉄道として大正2年に銚子・犬吠間に蒸気鉄道が
走っていました。銚子遊覧鉄道は外川で揚がる魚と犬吠埼への観光客を運ぶ目的で敷設されましたが、経営は赤字続きで、折りしもの第一次世界大戦
で鉄材が高騰し、鉄道を経営するよりもレールや機関車を売却したほうが儲かると廃止を目論みました。地元を中心に反対運動が起こりましたが、
結局大正6年に廃止されました。
その後、全国的な鉄道敷設ブームが起き、銚子遊覧鉄道の敷地跡を利用して、大正12年に銚子電気鉄道
が開通しました。経営は順調ではありませんが、名物となった「ぬれ煎餅」が経営を支えています。
外川駅は開通時に建てられました。
また、笠上黒生(かさがみくろはえ)駅と仲ノ町駅も開通時に建てられた駅舎です。