千葉県の近代産業遺跡
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長尾橋(通称めがね橋) 県指定有形文化財
南房総市白浜町滝口字長越
石造３連アーチ橋RC
建設年 明治21年
施工者 石工 森善九郎
白浜町の長尾川に架かる３連の石積みアーチ橋です。この形式は全国でもめずらしく、
関東では唯一です。戦時中は戦車などの重量車両が通ったため痛みが激しく、その状態が
長く続きましたが昭和５３年に町の文化財、平成元年には県の有形文化財にに指定されました。
その後、平成７年までに護岸や橋詰め広場を含めて大幅な保存整備工事が行われました。
４本の袖柱にはそれぞれ「眺尾橋」「ながをばし」「紀元貳千五百四拾八年築之」
「明治貳拾壱年三月」と刻まれています。
使用されている切石は「みずるめ石」とよばれ、橋より南南東方向900m離れた海岸線に
「みずるめ」という石切場があり、そこから採掘されたものです。（千葉県の産業・交通遺跡より引用）
