千葉県の近代産業遺跡

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総覧掲載No.14074
興風会館 国登録有形文化財
野田市野田250
RC4
建築年 昭和4年
設計者 大森 茂
施工者 戸田組

野田市の茂木・高梨の醤油醸造家は、事業発展のため大正6年合同して野田醤油株式会社を設立しました。 これを支援する経営者団体として組織されたのが、合名会社千秋社(現株式会社)です。
興風会は、昭和3年11月、ご大典記念にその千秋社からの寄付によって財団法人として設立されました。 翌昭和4年には会館が竣工し、社会教化事業の推進を目的として活動しています。
興風会館は幾度の改修工事を経て現在に至っていますが、当時としては類を見ないロマネスク様式を加味した近世復興式で、 県内では千葉県庁舎に継ぐ大建築であったと言われています。(以上パンフレットより)

事務室に申し出れば自由に見学できます。大講堂に入ると当時の盛況ぶりが伝わってくるようです。 左側の写真は最近行われた耐震工事の際、外壁を塗りなおしたものです。
興風会館1 興風会館2

以下3枚の写真は「写真が語る野田の歴史と文化(野田市郷土博物館発行)」より掲載(いずれも昭和初期)
興風会館3 興風会館4 興風会館5