千葉県の近代産業遺跡

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キッコーマン第一給水所
総覧掲載No.14083
キッコーマン第一給水所
野田市野田230
RC
建築年 大正12年
設計者
施工者 日本水道衛生株式会社

工場で利用する以外にも、町内の防火用水として、また町民への飲料水の供給等も考慮して野田醤油(現キッコーマン) では大正10年(1921)4月に地下水を汲み上げるために第1号さく井工事に着手しましたが、予定の量を得るには至りませんでした。 しかし、同年8月に第2号さく井工事に着手したところ、予定の量を得て、同11年1月には水道敷設工事を起こし、同12年3月に初めて 通水、さらに各戸給水の追加工事に着手しました。そして、大正12年3月より自社工場や地域住民を対象に給水を始め、昭和50年に 野田市に移管されるまで、50年余りにわたって民間会社によって水道事業を民間会社が経営していました。
この給水所付近はほとんど自動車が通らず、時々買物帰りの人が通りかかるだけです。静粛の中に身を置くとタイムスリップしたようです。 (野田商工会議所のHPより一部引用)