千葉県の近代産業遺跡

メインメニュー  近代建築メニュー  サブメニューに戻るときはブラウザの「戻る」を使用してください。 地図

旧神谷伝兵衛別荘
総覧掲載No.14028
千葉市民ギャラリー・いなげ(旧神谷伝兵衛稲毛別荘) 国登録有形文化財
千葉市稲毛区稲毛1-8-35
RC2
建築年 大正7年
設計者
施工者

この洋館の構造は、鉄筋コンクリート造り半地下地上2階建で、屋根構造はキングポストトラス(中央に 束のある洋風小屋組)です。
この建物は、大正7年(1918)に竣工したもので、千葉市内に残る鉄筋コンクリート建築として最も古く、 全国的にみても初期の建築です。大正12年の関東大震災による煉瓦建築の崩壊を見るまで、一般的な建築構造 として充分認められていなかった時期に建築されたものとして、建築史のうえからも大変貴重な建物です。
神谷伝兵衛は日本のワイン王の異名を持ち、電気ブランで有名な浅草の神谷バーや茨城県牛久市にある牛久 シャトーの創設者として知られ、生涯を日本人のためのワイン造りに捧げた人物です。(一部パンフレットより引用)
現在では 千葉市民ギャラリー・いなげ として一般に公開されています。