千葉県の近代産業遺跡

メインメニュー  近代建築メニュー  サブメニューに戻るときはブラウザの「戻る」を使用してください。 地図

総覧未掲載
ヒゲタ醤油工場本館
銚子市八幡町516
SRC?
建築年 昭和5年
設計者
施工者

銚子は野田と並ぶ醤油の産地です。利根川の河口に位置し、沖で黒潮(暖流)と親潮(寒流)がぶつかり合うため、夏は涼しく冬は暖か。 しかも年間を通じて適度な湿度があり、きれいな水にも恵まれていました。銚子には醤油造りに最適な環境がそろっていました。 しかも、太平洋や利根川を使って原料や製品を運びやすかったことも醤油造りが発展した要因の一つです。
ヒゲタ醤油は江戸幕府の開府から3年後の1603年に田中玄蕃によって始まりました。幕府から最も品質の良い「最上醤油」の称号が与えられました。 その品質は現在でも受け継がれています。首都圏のお蕎麦やさんのほとんどはヒゲタ醤油を使っているほどです。
本館内にフレスコ画が展示されており、これも見逃せません。
ヒゲタ醤油工場本館1 ヒゲタ醤油工場本館2
昭和初期の工場本館
「JTBキャンブックス 鉄道廃線跡を歩く]」より