千葉県の近代産業遺跡
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千葉眼科記念館(永吉の眼科記念館)
茂原市上永吉732
木2
建築年 明治24年(開院は明治25年)
設計者
施工者
永吉の眼科病院は寛政6年(1794年)に千葉氏により開設されました。もともと名門千葉氏の流れをくむ旧家で、歴代の名主を努め、
稲穂による突き目で苦しむ農民を診察する傍ら、地元の農業や教育の振興にも尽力しました。
代々眼科の医業を絶やさない家訓どおり、明治25年から昭和59年までの93年間にわたり、この建物で眼科の診療が行われていました。
和洋折衷のモダンな建物は、4代院長が村の大工を東京に見学に出し、明治24年(1891)に完成させたものです。
建物内部には中国医書、医療器具、診療室調度などが保存されており、漢方から西洋医学への移り変わりを示す貴重な資料等も
保存されています。現在でも別棟で診療がおこなわれており、「永吉の眼科」として、遠来の患者も多いそうです。