千葉県の近代産業遺跡
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ロケット戦闘機「秋水」燃料庫跡
柏市花野井
建築年 昭和20年
燃料庫は昭和20年5月から建設を始め、完成することなく終戦を迎えました。
従来の戦闘機では高度一万メートルで飛ぶアメリカ軍のB29を迎撃することは出来ませんでした。そこでロケット戦闘機を
開発することになりました。エンジンはドイツで設計されたものを参考にし、陸軍が開発、機体は海軍が開発しました。
完成後は柏に進駐していた陸軍飛行七十戦隊に配属することになっていました。1回の飛行で大量の燃料を使い、また、従来の燃料
以外に劇薬の酸化剤を必要としたため、大きく安全な燃料庫が必要とされました。
結局、戦闘機は2機しか完成せず、実戦配備されることなく、試験飛行中に終戦を迎えました。
燃料庫跡1
燃料庫跡2
燃料庫跡3
燃料庫跡4
試験飛行中のロケット戦闘機「秋水」