千葉県の近代産業遺跡

メインメニュー  軍事メニュー  地図

旧陸軍演習場内圍壁
旧陸軍演習場内圍壁(いへき) 国登録有形文化財
習志野市東習志野4-15-6
木造土壁2
建築年 昭和9年
設計者
施工者


「一望千里」と呼ばれた戦前の習志野は、騎兵連隊をはじめ多くの軍隊による演習が行われ、 将兵の鍛練の地としてその名が知られていました。軍隊の演習では、予想される様々な状況 を想定し、それに対応ができるように訓練が行われました。古くは日露戦争における203高地 攻略に際しロシア軍要塞の永久防塁を模した建造物を作り訓練をしたりしたようです (この保塁は戦後まで船橋市習志野台にありましたが、現在は土中に埋められています)
習志野市域でも「支那圍壁砲台」と呼ばれる建造物を作り、訓練に使用しました。 これは当時の中国大陸の建物を模したもので昭和9年に工兵隊によって建てられたという話が 伝わっています。中国大陸に派遣される部隊の訓練に活用されたようです。 (習志野市ウェブサイト「新ならしの散策」より)