千葉県の近代産業遺跡
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旧洲ノ埼海軍航空隊防火用水跡
館山市笠名1315
RC
建設年 昭和18年頃
旧洲ノ埼海軍航空隊は1943年(昭和18年)に横須賀海軍航空隊から独立し、館山海軍航空隊に
隣接する館山市笠名から大賀にかけての一帯に開隊されました。実戦航空隊である館山海軍航空隊に対して
こちらは当時日本唯一の航空兵器整備航空隊であり、航空兵器整備学生・特修科生、航空兵器整備予備学生、
航空兵器整備練習生を教育する目的でした。
海軍では「学校」とは呼称していませんでしたが、普通科と高等科に分かれ、射爆・無線・写真・光学・
魚雷・電探・雷爆などの課程が置かれていました。また、様々な施設がありましたが、3階建の計器伝習所は
近年まで国立館山海員学校の校舎として使われていましたが、近年解体されてしまいました。
さて、この防火用水跡ですが旧練兵場跡にあり、爆撃で一部破損していますが、ほぼ土台の原形を保って
います。(千葉県の産業・交通遺跡より)