千葉県の近代産業遺跡

メインメニュー  軍事メニュー  地図

旭市・匝瑳市淹体壕群
旭市鎌数地先(1基)
匝瑳市春海地先(2基)
RC
建設年 昭和18年頃

旭市と匝瑳市にまたがるこの地区は元々広大な湖で、江戸時代に干拓されました。昭和に入り、軍事色が濃くなると 対米英との戦争を前提に香取海軍航空基地の開設が決まり、昭和13年から工事が始まり昭和18年に完成しました。 建設には近隣住民だけでなく、囚人および大陸からの強制的に連行された人々も動員されました。
戦後、自衛隊が航空基地跡地に設置される予定でしたが、反対運動により撤回され、現在では工業団地や水田に生まれ変わっています。
有蓋掩体壕は25基、無蓋掩体は101基作られましたが、残っているのは写真の有蓋掩体壕3基のみです。

工業団地造成前の空中写真は コチラ (国土交通省国土計画局の国土画像情報サイト)
旭市・匝瑳市淹体壕群@
@
旭市・匝瑳市淹体壕群A
A
旭市・匝瑳市淹体壕群B
B
旭市・匝瑳市淹体壕群A+B
A(手前)+B