千葉県の近代産業遺跡
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<犬吠埼灯台>
犬吠埼灯台の建設は、工部省灯台寮がイギリスから招聘した灯台技師、リチャード・ヘンリー
・ブラントンの設計・監督のもとに明治5年9月28日着工し、明治7年11月15日に完成
しました。
この工事には19万3千枚の煉瓦が使われていますが、当時煉瓦はイギリスから輸入して
非常に高価なものでしたので、中沢孝政という灯台寮技師が国産化を主張し、苦心の末、ついに
香取郡高岡村(現在の下総町)に煉瓦に適した良質の土を発見し、土地の旧藩士に製造法を教え
て製造したものです。
灯台レンズは、フランス製の第1等8面閃光レンズでしたが、太平洋戦争中に艦載機の攻撃
により破壊され、現在の物は灯台局レンズ工場で製作した第1等4面閃光レンズになっています。
また、この攻撃により1名の台員が殉職し、破損したレンズは一部復元のうえ明治村に保存され
ています。
昭和62年の補修工事により、建設当時の煉瓦の上からコンクリートで覆ってしまいましたが、
展示室で当時の煉瓦の一部を見ることができます。また、敷地内にある倉庫は灯台完成と同年の
明治7年、霧信号所は明治43年にそれぞれ建てられたものです。
犬吠埼灯台は「日本の灯台50選」並びに「世界の歴史的価値のある灯台100選」にも選ば
れています。

犬吠埼灯台(明治7年)
倉庫(明治7年)
霧信号所(明治43年)