千葉県の近代産業遺跡

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旧安西排水機場
成田市安西地先
煉瓦造
建築年 大正2年
設計者
施工者

安西(あんさい)排水機場は明治43年の大洪水がきっかけで建設されました。印旛郡で初めての動力(蒸気)エンジンを使用した画期的な排水機場です。昭和18年に長沼の干拓事業に 伴い、400m上流側に十日川排水機場が出来たためそれ以降は使われなくなりました。使われていた煉瓦は地元安西地区で焼かれた煉瓦です。平成20年頃までは煙突の台座が残されていましたが、 現在では樋水管の一部しか残されていません。また、下流側にある根木名(ねこな)川排水機場には煉瓦でできた樋水管の一部が残されていますが、安西排水機場で使われていたものかは不明です。 十日川排水機場は昭和61年に改築されましたが、それまで使われていたポンプが敷地内に展示されています。

旧安西排水機場
旧安西排水機場
謎の樋水管
謎の樋水管(フェンス越に撮影)
十日川排水機場のポンプ
十日川排水機場のポンプ